2014.07.17

祗園祭 2014

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昨年は見れず2年ぶりの祇園祭、ここでの記事では3回目なので、今回は巡行時の装飾にクローズアップ気味で。

上の写真は鶏鉾(にわとりほこ)の背中。ベルギー製の織物が和洋折衷でおもしろいです。
宵山ではスッピンだった山鉾たちも、巡行の日は周りの胴掛けなどきらびやかで異国情緒もある装飾品を身につけておめかしなのです。
とはいえ巡行は同日夕方に八坂神社から街へ神様を運ぶ前の「お清め」で、サブ的な行事なようです。
意味としてはそうでも、この絢爛豪華な「動く美術館」を間近で見ようと多くのお客さんがいらしています。
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今年はカマキリが御所車に乗っかった蟷螂山(とうろうやま)に少し密着。
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車輪と手動でカマキリの首やカマ、触覚が動きます。真横も向いてました。
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御所車の装飾。竜頭の彫り物がかっこいい。
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角っこに付いてる黄金のカマキリ。リアル。周囲の下水引にもカマキリいっぱいいます。
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放下鉾が四条通に出てきたところ。
鉦(かね:小さなドラみたいなものでコンと鳴る)と繋がった長い紐が音と連動して上下にひっぱられるのがいいアクセント。
笛や太鼓を演奏する囃子方は、実は見えない内部にもまだぎゅうぎゅうでいるらしいです。
通常40人ほどで、一番多い鉾には60人乗っていると聞きびっくり。
四畳半ほどのスペースで所によっては真っ暗な中、数時間演奏をするなんて考えただけで熱中症。
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船に車輪付いてるのが面白くて好きな鉾「船鉾」
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船首にコップ片手に乗ってるちびっ子たちがホントうらやま。
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船鉾の舵。白い所は螺鈿細工でしたよ。
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巡行スタート地点の四条烏丸へ向かう山鉾。船鉾はくじで決める順番にのっとらない「くじ取らず」で、しんがりと決まってます。
今年(来週)後祭で復活する「大船鉾」もくじ取らずで大トリです。
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巡行を終えて新町通りを南へ帰って行く菊水鉾。
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鶏鉾
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鶏鉾の屋根の下「破風」や胴掛けはやっぱり鳥だらけ。
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「霰天神山」は山の上が神社ということで、鹿や牛などの動物が彫られた塀が囲んでいました。
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今回は各山鉾の会所では何も買わず、老舗和菓子店の別店「うめぞのカフェ」でお菓子袋を、買うと付いてくる山鉾一覧の手ぬぐい目当てで買いました。
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あと初めてからくり仕掛けの蟷螂山のおみくじをしてみました。カマキリが動いて番号を取ってきてくれます。
おみくじ札もカマキリがいるオリジナルだった。
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御朱印は、最近「乙女の祇園祭」などの流行りもあってか女性が巡っているのが多く見られた気がします。
私は一昨年コンプリートしたので今年はどこも押さず。
この「京都祇園祭手帳」が、山鉾それぞれのカラー図解と歴史などと一緒に御朱印を押すページがあって、とてもためになりました。紙カバーを取ってみたらビニール製の装丁でこれも手に馴染み使いやすい。

この本などでそれぞれの山鉾の歴史や装飾品のこと、祗園祭全体の歴史を知ってから祭を体感するとすっごく面白いですよ。

2014年 祇園祭・後祭の記事はこちら

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