城崎温泉の大雪と老舗旅館「ゆとうや」さん
30年ぶりの豪雪という日に、兵庫県の北端・城崎温泉へ。老舗旅館がとてもよかった!
金-土と1泊の予定をしていたら、天気予報で北陸・近畿北部は大雪というお告げがあったので特急電車が運休にならないかとヒヤヒヤしていました。でも当日京都は快晴で、特急「きのさき」も運休せず。
「きのさき」は京都-城崎温泉を結ぶ、私たちにはもってこいの電車です。レトロ。
途中で止まって何時間も閉じ込められることもちょっと覚悟の上で出かけたものの、とりあえず滞り無く進み、
徐々に雪国に。
2時間半後に終点・城崎温泉駅に着くと積雪量はクライマックスでした。
外湯のひとつ・一の湯
雪国の通学っ子たちは何だかほほえましい。
駅から徒歩10分ほどで、旅館「ゆとうや」さんに到着。
今生天皇も皇太子時代に泊まられた、創業300年の由緒正しいお宿です。
広い中庭も積雪がすごく… 奥に見える屋根が、今は非営業の天皇陛下が泊まられた離れ。
ホールの調度品もクラシカル。
いくつかの棟を廊下がつないでる構造。
窓の造りが紋型だったり六角形の格子だったり珍しかったです。
ところどころに、湯上がりにくつろいだり待ち合わせるスペースがストーブと共に。
部屋名は「かもめ」 THE KAMOME ROOM の表記がいい。
手前に8畳の和室があり、奥のこの洋間が思ったより広くてテンション上がりました。
大きな窓も嬉しい。大きいからその分寒いけれど。
写真右奥に小さな廊下があって、真新しい洗面所とトイレがあるという奥深さ。
夕食は別室(個室)で。
平日限定の、かにと丹波牛のコースでした。
かには食前酒から塩焼き・花が咲いたような蟹刺し・茹で蟹・蟹味噌・押し寿司・かにすき鍋・蟹雑炊という、2年分くらいの蟹量(私にとっては…)でした。
丹波牛も、分厚いお肉が大きな焼き石に乗ってやってきて、和風だしと野菜と一緒に頂くスタイルで美味しかったです。
部屋に戻って日曜洋画劇場「アバター」を観る。3Dじゃなくても面白かった。
老舗でアバターっていうのも面白かった。
さすがにあまり写真が無いのでとばしましたが、本来のメインイベントである外湯を、吹雪く中浴衣に丹前と羽織・足下は長靴をはいて2件だけ巡りました。「御所の湯」と「一の湯」です。
御所の湯の方が、露天と内風呂が広くて温泉らしい感じでした。
つかると思わずうなりますね温泉は…
翌朝は早起きして旅館の温泉に。雪の庭園を広い窓からひとりじめできて余は満足じゃ。
そして予想通りの、帰りの電車が運休。
急遽長距離バスを探して電話予約し、12時出発で大阪に着いたのは17時でした。
(京都行きは無いので大阪まで)
朝10時には電車に乗ろうと駅に居たので、帰路は1日がかりとなりましたが
途中のトイレ休憩で道の駅やサービスエリアに3回止まるごとに何かおやつを買っては食べ
乗っては眠りとそれはそれで楽しめたし、帰る手段が無くてもう一泊とか
ぎゅうぎゅうの鈍行列車で何時間も立って帰るとかじゃなかったのでよかったかなと。
帰りはちょっと疲れたけど、温泉と食事と(大)雪景色を楽しめました。
これでお仕事と簿記の勉強がんばります。
簿記検定は来週や!