ギア -GEAR- グッズデザイン
京都に専用劇場があるパフォーマンス集団「ギア -GEAR-」公式グッズのデザインをさせていただきました。いくつか提案して、まず完成に至ったのがこの2点のポストカードとメッセージカードです。(写真はパッケージはなく本体のみ)
日本発×日本初のノンバーバル(=言葉に頼らない)パフォーマンス『ギア-GEAR-』。
光や映像と連動したマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングによる迫力のパフォーマンスで感動のストーリーを描くと共に、セリフを使わない “ノンバーバル”という演出により、小さなお子さまから大人まで、そして外国の方までもが、言葉の壁を越えて楽しんでいただけます。
『ギア-GEAR-』は大きさや形、色の異なる歯車が噛み合い、大きなうねりを生み出す日本独特の和の文化である「調和」をテーマとして公演を開始。
2017年4月に京都ロングラン6年目に突入、同年4月には100席限定の劇場で観客動員数13万人を突破しました。
※公式サイトより引用
イメージイラストを私も中学時代からファンである山田章博さんが手がけられてて(特に「十二国紀」は中高時代からハマり、何度か読み返してます)、そのイラストが使われた広告をよく京都市内で目にしていたので存在は気になっていました。まさかそちらからお声かけいただくとは、ありがたいです。
山田章博先生のイラストに惹かれて気になってた京都でロングラン中のパフォーマンス舞台観てきた!
台詞は無くマイムやダンスや手品、ジャグリング、プロジェクションマッピングなど演出満載で楽しかったよー どの席でも観づらくはなさそうだったhttps://t.co/rpouwhoRFu pic.twitter.com/xfLTcxREsA— zooo (@zooo_) February 18, 2017
タイトル通りギア(歯車)が素材イメージとしてあったので、どちらもそれをふんだんに使ったデザインです。
ポストカードは、ハガキサイズではありますが無数の歯車が埋め尽くした集合体になっており、輪郭が歯車の型抜き・内部の歯車は印刷ではなく空押しで表現しています。
空押しアップ。
宛名面角にはささやかながら山田先生のイラストマークを。
(まさか山田先生のイラストを使える時が来るとは…)
こちらも歯車の集合体ですが、パタパタッと開くと
このように中に書き込めるメッセージカードです。
こっちはレーザーカットを初利用。さすが細かいところもデータ通り抜けてます。フチがレーザーの熱で焦げて少し茶色くなるとのことでしたが、印刷無しの白い紙でのカット校正の時はその焦げがやや見えましたが、本印刷だと古い日焼けした紙のテクスチャを印刷してるのでほぼわかりませんでした。(写真ではわかりませんが真っ白い紙じゃなくて印刷されてるんです…)
正方形の封筒付き。
ポストカードもメッセージカードもすでに販売されているようです。
【#ギア グッズ新商品】「歯車メッセージカード」が販売スタートしました!大切な人にこのカードを贈って歯車のように繋がっていって欲しい、という思いを込めた商品です。是非会場で手に取ってみてくださいね! https://t.co/POpcUsFJXB pic.twitter.com/uu9Hd7Gkqr
— ギア-GEAR- (@nvpgear) July 2, 2017
専用劇場は三条にある昭和3年建設というとってもレトロなビルの3Fにあるんですが、そんな古い小さめの建物の中なのに色々動く装置が含まれた舞台があり、プロジェクションマッピングなど最新技術も駆使され、何よりキャストであるパフォーマーさんたちそれぞれの技に感動させられました。
京都の観光地・繁華街ど真ん中にあり当日でも見れそうなので、観光やショッピングと一緒に観劇おすすめします!