クラフトフェアまつもと 2012
長野・松本の、日本一と言われるクラフトフェア(手工芸作家による市)に1泊2日行ってきました。
森の中で、木漏れ日がとっても気持ちよかった!
あがたの森という、元松本高等学校の校舎を含む広い公園が会場。
出展作家さんたちは初日朝に早いもの勝ちで好きな場所に自前のテントでブースを作っています。(競争!)
真ん中の芝生広場では、大きな木や山々を眺めながらくつろいでいるお客さん多数。
道沿いにブースが並び、その裏はキャンプ場みたいな雰囲気
池や小川も流れる中、こんな不思議な器との風景も…
初日の昼過ぎに着いて、まずはやはり私がパトロンをしている(嘘) 友人の mushimegane books.のブースへ。
前回の個展よりもカラフルで明るめのpyocotan(足の形の器)が前面に並んでお客さんの目を引いていました。
(この珍しくツヤピカなpyocotanは後ほど頂いてくのだぜ…)
mushimeganeで頼まれていた記帳用紙と私の営業ツールを置かせて頂いた後、他のブースを見に。
の前に広場で生ビールサーバーがあったので夫が頂いてました。絶対旨いやろう。私は飲めないけど。
松本といえば家具ですよね。この子供用のはすばらしくかわいらしく。
こちらの赤ちゃん用の革靴はミナ ペルホネンで見たことあったのですが、種類が並ぶと愛らしさ倍増。
子もいないのに工芸品としてすばらしいからと、ちょうちょを買いました。ええ、買いました。
事前にサイトを見て、ぜひ見たいと思っていた木工作家の黒沼孝俊さんの動物彫刻。
羊は15cmくらいで、絶妙にリアルで絶妙に荒削りなのがとてもいい。
夫が買う寸前までいった白鳥。一羽なら…と思ったけど、夫は二羽でしょと言うので、
飾るだけのものに今24,000円も費やす余裕はない!と泣く泣くお別れ。
この後夫は木彫やりたいと彫刻刀をたくさん売ってるブースを見ていました。
木漏れ日の下展示されてるのがいいですよね。
りんごで思い出したけどこの方去年の灯しびとの集い(大阪のクラフトフェア)でも見てた。動物はいなかった。
おもしろいテントがある! と寄ってみると
中では火が焚かれ、鍛冶をされてました。鉄の作家さんたちが幾人か集ってユニットを組んでるそう。
お品物は鍵型のオブジェやフックなど。一番見せ方が凝ってるブースでした。
他、こんな小さなフィギュアが大量に建物に接着されてる一個の作品とかも。
虫ブースに戻ってみると、我がフライヤーをこんなに前面に出してくれてました… ありがたや(でも唐突?;)
陶器は今回はmushiさんのと夫が小さな一輪挿しを買ったにとどまり、
あと食器はガラスのコップや白銅のスプーンくらいでした。
しかし作品以外にも五月の信州のさわやかな気候を木々や山の景色で味わえて、
木漏れ日の中を散策することが大きな演出になっていてとても満足しました。
帰り道、正面入口の所にCOW BOOKSの移動店舗が。
市内の美術館で開催している草間彌生展に合わせたミニバスは目立つしかわいい。
ほしよりこさんの「山とそば」「カーサの猫村さん 旅の手帖」を参考に市内観光プランを練りました。
朝ご飯は慶応4年から続く「珈琲まるも」で
クルミの乗ったハニートースト、すーごくおいしかったです。
お昼ご飯はやっぱそば食べないとと、「女鳥羽そば」にて。器がどれもさすがの味わい深さ。
三重ねそばをいただきました。上からざるそば・とろろそば・抹茶そばが楽しめる。あと夫念願の馬刺も。
電車の時刻直前には国宝松本城にも昇れました。雪をかぶった山が見えて、穏やかな気持ちに。
松本の町は、古くて美しい町並みもありながらも、街としては意外と新しくて立派な印象を受けました。
古ぼけすぎず・ごちゃごちゃした都会すぎず、とても落ち着くところですね。
以前住んでいた金沢とよく似てると思ったのは、城下町だから当然か。
元々古都が好きなので実際行くとさらに好きになりました。
何より高い山が見えるのがいい。(金沢ではマンションから白山が見えていたので思い出す)
今度はゆっくりと上高地も一緒に訪れたいです、切に。
買ったもの:大迫友紀さんのガラスコップ(徐々に曇っていくグラデーションがきれい)、加藤かずみさんの白い一輪挿し、
坂野友紀さんのスプーン、mushimegane books.のピッチャー(後ろのかごは工芸品店「ちきりや」で)
kurosawaさんの革靴とキーホルダー