篠田紙加工場 ノートデザイン
京都文具ブランドの新商品デザイン|2017.1
京都で100年前から紙クロス(出席簿などに使われている凹凸の模様が入れられた紙)を作られている製造会社さんが、現代に合い、人々の身近で使っていただける商品を作りたいと新たにブランド「篠田紙加工場」を立ち上げるお手伝いをさせていただきました。第一弾の「紙クロスノート[プレーン]」は、”紙クロスを生かした商品作り”のコンセプトを突き詰め、表装は全面紙クロスで、篠田紙加工場のロゴマークを空押しで入れてあります。表紙の色は職人さんが新たに調色した4種類(日の出・檸檬・深海・薄荷)。エンボス(凸凹)は、「目打ち型」と呼ばれる柄で、上質な雰囲気のソフトカバーノートになっています。本文の紙質も厳選し、滑らかな書き心地と長時間使っても疲れない目に優しいクリーム色の紙を選びました。また、どんなシーンでもご使用頂けるように無地仕様にしています。サイズは持ち運びが良くて手のひらに収まるA5サイズの変形型。手に持って書くことも想定して表装と背表紙部分のさらなる補強を施し、製本は糸かがり仕様にして180度フルフラットに開くように工夫しています。完成まで2年、試作と試行錯誤を重ねたノートから始まるプロダクトをみなさまのお手元に届けられることを嬉しく思います。
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デザイン | ノートの全ページデザイン、紙などの仕様を選定 |
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