Nintendo SwitchでBluetoothとワイヤレスイヤホンを使う
「そうだ、Nintendo SwitchをBluetooth化してワイヤレスイヤホンでフリーダムに遊ぼう」
2015年 WiiUにて鮮烈デビューした「Splatoon(スプラトゥーン)」にハマりすぎ、2017年Nintendo Switch発売後に登場した「Splatoon2」を現在もやりこみ中なのですが、3年も経とうとしている時になってやっと「有線のイヤホンに縛られるのが微妙にしんどい」という気持ちがMAXを迎えたので、
・Bluetooth トランスミッター(Bluetooth機能がないSwitchにBluetoothを与える)
・ワイヤレスイヤホン
を探すことにしました。
上の写真は今までのSwitchの様子。
イヤホンに繋がれてると、
- ちょっとお茶取りに行くのも外さないといけない
- 急な宅配便などの来訪に慌てて外さないといけない(思わず立ち上がってSwitchが倒れたりも)
- 子供が寝てる時にプレイしている時、静かにしたいのにイヤホンを置くとカチャカチャ鳴ってイヤ
といった不満があったんです。
ちなみにイヤホン使わずに音を垂れ流すことも出来ますが、前述の通り子が起きるのでダメです。あと音が散乱するので聴きとりづらい。
トランスミッターについて
最初の写真の通り、本体下部にあるUSB type-C端子は充電しながらでもテーブルモードで遊べる純正スタンドに使っているので、本体上部のイヤホンジャックに差すタイプのトランスミッターがいいなと。
それに絞ってもたくさん種類があり、中には製造元が明記されておらず説明書きの日本語がたまにおかしいのもあって、どれが失敗しないやつや〜!と混乱気味でした。
私のメイン用途は音楽ではなくゲームなので、特にスプラトゥーンのようなFPSシューティングゲームでは音の遅延(実際とはズレて聴こえる)は近付く敵やボムなどの存在に気付くのが遅れて死んでしまうので命取りになります。
なのでなるべく遅延しないトランスミッターがいいなーとちょっと調べてみると、Bluetoothの規格で「aptX LL (Low Latency)」が低遅延らしく。
aptXとは音声圧縮方式。その中でもLLという新しい規格が最も遅延が少なく(40ミリ秒未満)、ゲームには最適とのこと。
よし、「aptX LL」のトランスミッター探そう。
あとBluetoothバージョンは新しい5.0のものを。
- イヤホンジャック差込み式
- aptX LL
- Bluetooth 5.0
上記3点に該当する中から、TaotronicsのTT-BA08を選択。価格も2,000円台と手頃。
Bluetooth バーション | Bluetooth 5.0 |
---|---|
Bluetooth コーデック | [TX]aptX LL、aptX、SBC、FastStream;[RX]SBC |
連続使用運転 | 約20時間 |
フル充電時間 | 約2時間 |
通信距離 | 13~15m |
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ワイヤレスイヤホンについて
aptX LLのトランスミッターのお相手にはaptX LLのイヤホンでないと意味がないらしい(ここ重要!)
しかしaptX LL規格のワイヤレスイヤホン、少ない…!
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最初はフルワイヤレス(両耳コードで繋がっていない)がよかったんですが、めっちゃお高いのしか見当たらず、コード繋がってるのでもいいか〜と探して選んだのがこちら。
Bluetooth バーション | Bluetooth 5.0+EDR |
---|---|
Bluetooth コーデック | aptX、 aptX-LL、AAC |
連続使用運転 | 約8時間 |
フル充電時間 | 約1.5時間 |
通信距離 | 〜15m |
ちょっと思い描いてた価格帯より高いんだけど、見た目もシンプルで良いしこちらにしました。
2つともAmazonで注文翌朝には到着。
Taotronics トランスミッター TT-BA08 のパッケージ内容。
中央の5cmほどの四角が本体、コードは3.5mmオーディオケーブル、3.5mm(メス)—RCA(オス)変換ケーブル、Micro USB充電ケーブル
AUKEY ワイヤレスイヤホン EP-B80 のパッケージ内容
楕円のものはシリコン製のケース。
下には充電用のUSB-A to Cケーブルが入ってました。
イヤーピースがシリコーン製・フォーム製(低反発スポンジ)のそれぞれSMLと3サイズあり選り取り見取り。
充電はコントローラーに差します。
アダプタは家にたくさんあるAppleのものを使いました。
イヤホンは最初にフル充電(1.5時間)してくださいとありましたが取り急ぎ少し充電してペアリングを試してみたい。
トランスミッターを装着したSwitchの姿がこちら!!
横から。
やや上に飛び出し気味なのとコードが余ってるのが気になるので、このL型プラグを追加注文しました。
片方L型なのでコードが横向いてくれてるし、30cmと短い。
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スッキリ!!
いよいよペアリング。
電源オフ状態のイヤホンのマルチボタンを長押しして緑と白の交互点滅になったら、TXモード(送信)にしたトランスミッターの電源長押しで赤と青の交互点滅にして両者ペアリングモードに。
トランスミッターは青ランプ点灯、イヤホンはランプが消えてペアリングできました。
そしてスプラトゥーンの音を聴いてみると…
「小さっ」
以前のApple有線イヤホンの時より大分小さい。
Switch本体の音量、イヤホンの音量MAXなのにです。ちょっと「失敗したか…?」となりましたね。
しかし、Switchの音をもっと上げる設定ってないのかな?と思い立ち、本体設定を見てみると
「ヘッドホンの最大音量を下げる」がONになってました!
嬉々としてオフにした!
細やかな設定があって助かった〜 ありがとう任天堂〜 でも最初からBluetooth入れといてね〜〜
したらバリバリ大きくなりました。(適量にね!)
でも前のイヤホンに比べて細かい音が聴こえるのとやや高めに聴こえるのでカシャカシャしてる感じ…?
一戦プレイしてみてちょっとウザいなと思ったので、イヤーピースをシリコンからスポンジの方に変えてみると大分落ち着きました。
押し込むとさらに良い!入り込めます。
スポンジが低反発なので、耳穴の形にフィットするらしい。
だから音が漏れずに閉じ込められてカシャカシャ感がなくなったのかな。
メーカー側もスポンジの方がおすすめのようです。
低遅延イヤホンのおかげかわかりませんが21キルできたよ!
どうやら使えそうなので嬉しくなり、今度はトランスミッターをTVに差してみました。
するとはめたままのイヤホンからはTVの音が。よいね〜
聴こえたままトイレとか他の部屋とか行けましたよね。
フリーダムで便利!と解放感ありましたが、充電するものが2つ増えたので、その充電場所とタイミングを使っていくうちにやりやすいように整えていきたいなぁと思います。
ちなみに、こちらは両者の説明書。
イヤホンにはきちんとaptX-LLと表記があるのだけどトランスミッターの方はaptXとだけなので訝しみましたが、一応公式サイトにLLだと書いてあるので印刷が古いのか省略されてるのか…
両者がLLでないと意味がないと知ってからは、ほんとにほんとにLL??と調べまくってから選びました。結構あいまい(他サイトではaptXとだけ書いてる とか)なのが多いので慎重に。
Switch音声無線化を企てている方はご注意くださいね!
以上、ペアリングできるのか? 音質は? 遅延は? といったことが実際わかりづらかったので「SwitchをBluetooth化したい」人に向けてまとめてみたのでした。