2012.01.01

2012年の年賀状


あけましたので送る前に撮った年賀状を晒します。
毎年年賀状は干支の動物をモチーフに、ややゴリ押し気味のからませ具合でデザインして自己満足してます。

今年は辰年なので龍ですが、どうにもチャイニーズテイストになってしまい
断然ヨーロピアン嗜好の私はイメージを固められず、本気でアイデア出しもせずほっぽっておりました。

が、前述の寝込んだ2~3週間のある夜、眠れず暇なので布団の中で考えだしたらあれよあれよと
細かい設定までコンセプトが決まっていき、早く起きて資料探しをしたい衝動にかられることに。
(めまいがしてたのでその日ははがゆい思いで日中も寝てたのですが)

龍を使ってチャイニーズ風味になるのを何とか洋風にできへんか
→ 元英国植民地の香港とかNYのチャイナタウンなんかは西洋文化が中国文化に混じっているではないか

連想→  NYのチャイナタウンの怪しい雑然とした乾物屋
連想→ ちょっと前のku:nelの表紙の、平林奈緒美さんのヨーロッパ軍もの包帯の包みコレクション
妄想→ ほこりかぶったチャイナタウンの小さな店に何十年も積んでありそうな乾物か何かの包み
妄想→ 安そうな紙に中国語英語入り交じりで、商品名や社名が素っ気なく適当に印刷されている
捏造→ その商品を「2012年の多幸」、社名を我が家ということにして「幸せを届ける」テイにしては?
肝心の龍はロゴマークでさりげなく入れて中華は全面にはなるべく出ないように…


てことで毎度おなじみレトロ印刷さんで、粗めの厚紙に紺と白の2色刷り×両面で注文してすぐ納品されました。いつもながらこの束で届くのってたまりません。


紺刷りは包みの印刷、白刷りは包みを結んでいる紐です。
角丸は当初自分でかどまるくん使ってカットしようと思ってたら、レトロ印刷のオプションであったのでやってもらいました。ほんとよかった。 分厚いのは力がいるから大変なのよ。。


裏面も包みの裏風に。ラベルのように白い四角を印刷して宛先欄にしてます。
赤いアドレスは後からハンコで押したもの。


私が構想・デザイン・入稿して夫も使うことにしてるんですが、
出来上がったハガキを見て盛り上がったのか表面に僕も赤ハンコ押したいということで
「new YEAR MAIL」ハンコをAIR MAIL風に作ってくれました。
うん、あった方が賑やかでよい!
(包みなのか手紙なのか立ち位置がぼんやりするかもということは置いといて)

社名は「洛中朝倉幸業有限公司」京都にある幸せを取り扱う商社という意味。怪しい…
Weight(重量)は366oz.で1日1oz、1年分。
Content(内容)は家内安全・商売繁盛・健康祈願。


ずらりずらり

今年は満足のいく出来でした…
受け取った人は上記の細かい設定なぞ絶対わからないだろうけど自己満足でいいのです。
来年分もここに掲載できるくらいのものを作りたいです。

本年もよろしくお願いいたします。

 

*ちなみに今までの年賀状はこちら

去年はうさぎパペットカップルを作って極寒の植物園で撮影したのでした。。

いちゃいちゃ

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